疲れた体をほぐすストレッチ「5つの秘訣」 心も体もガチガチの状態を劇的に変える
こんな人こそストレッチを!
すこし手を止めて、いまの自分の状態を観察してみてください。
以前より呼吸が浅かったり、体が力みがちだったり、無意識に奥歯にギュッと力が入っていたりしませんか? あるいは眠りが浅く、朝起きても疲れが取れていなかったり。
これは、仕事や家事で体が働きすぎになり、交感神経優位の状態になっているせいかもしれません。交感神経優位とはすなわち戦闘モード。心が休まっておらず、体がつねに緊張状態のままなのです。
そんな体を副交感神経優位の状態に誘導し、心も体も和らげてくれるのがストレッチ。ここでは、より効果的なストレッチで、働きすぎの体をほぐすための5つの知識をご紹介します。
仕事やゲーム、読書などに熱中して同じ姿勢を続けていたら、肩や首が痛くなった、という経験は誰にでもあるはずです。本来、筋肉というのは収縮と弛緩(しかん)を繰り返すものなのですが、同じ姿勢を続けていると、収縮のみが行われ、弛緩することができなくなるのです。
すると、体の中でなにが起こるかというと、
● 収縮した筋肉が血管を圧迫し続けるため、血流が悪くなる
● そのため、酸素や栄養素の運搬が十分に行われなくなる
● 乳酸といった筋肉内の老廃物も血流が悪くなることで、十分に排出されなくなる
つまり、酸素や栄養は来ない、老廃物はたまっていくで、痛みが生じるわけです。これがコリの正体です。