疲れた体をほぐすストレッチ「5つの秘訣」 心も体もガチガチの状態を劇的に変える

拡大
縮小

また、上半身のつらさで悩んでいる方は、血流を改善するために股関節や足首といった下半身のストレッチがオススメです。特にふくらはぎのポンプ作用は重要で、ここをほぐすと体全体の血流の改善が期待できます。

4 体が硬くてもストレッチに効果はある?

ストレッチは、体が硬い方でももちろん効果があります。自分の感覚で「伸びているな」と感じられればOKです。

よく、ヨガなどで先生と同じポーズを目指してケガをする人がいます。でも同じポーズじゃなければいけないということはありません。

あくまで自分の感覚で、伸びを感じる角度がベストです。力を抜いて少しずつ、気持ちよく行うことが大切。

伸びやすいお風呂上がりがオススメですが、日中でも、気がついたときに伸ばす習慣をつけるのがいいでしょう。継続すれば、筋肉は徐々に柔軟性が増していきます。

「体が硬い」と疲れやすい

ただ「体が硬い」というのは、関節の動く範囲が狭いということです。これは動作をスムーズに行うことが難しいということであり、つまり疲れやすいということです。

逆に言うと、軟らかさが出てくれば、体がスムーズに動くようになって疲れづらくなります。

体が硬くてもストレッチはできるけど、軟らかいほうが疲れにくくてよい、ということです。

5 ストレッチの効果を倍増させる6つのワザ

せっかくストレッチをするなら、同じ時間と労力でもっと効果を得たいもの。ここではストレッチの効果を倍増させる6つのワザを紹介します。

(1)伸ばす筋肉をイメージしよう

何も考えずにストレッチをしても思うような効果は得られないもの。伸ばす筋肉をイメージして行うことが重要です。

(2)脱力すること

ストレッチは安定した姿勢をとり、脱力して行いましょう。力んでいては、十分に伸ばすことはできません。

(3)呼吸を意識する

呼吸は吐くときが重要。ゆっくりと息を吐いていくと副交感神経が優位になってリラックスし、脱力もしやすくなります。

ちなみに、息を止めながらストレッチをする人がいますが、あれはNG。「ゆっくりと吐きながら」がポイントです。

次ページ「イタ気持ちいい」くらいがちょうどいい
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT