同じく5位はユニリーバ・ジャパン。紅茶のリプトンや石けんのラックスなど、著名ブランドを持つグローバル企業だが、本国のページを転用したような採用ページに、「他の企業と比べて少しわかりにくかった」(北里大学、理系)、「職種ごとの仕事内容がわかりにくい」(大阪大学、文系)「古臭い」(室蘭工業大学、理系)と、ネガティブな声が挙がる。
7位は2社あり、うち1社がNTTデータ。「関連グループが多すぎる」(東京大学、理系)、「わかりづらい」(日本大学、理系)、「見にくい」(京都女子大学、理系)、「わかりにくい」(神戸大学、文系)。大きな企業グループであるため、数多くある職種の説明の比率が高くなっており、それが悪い印象の原因になっている。
7位タイのもう1社、富士通は、文系4票、理系6票。文系からの票数の方が少ないものの、「理系の学生しか募集していないように見える」(熊本大学、文系)、「文字がありすぎて、古臭いサイトのイメージ」(香川大学、文系)と見えている。理系からは「メールの既読をボタンで行っている点」(名古屋大学、理系)と機能が不評だ。
スマホ非対応、つながりにくさへの不満も
9位のソニーもNTTデータと同様、グループ会社が多いことがマイナス評価の理由になっている。「グループ会社が多いせいでもあるが、ややこしかった」(宮崎大学、理系)、「内容が伝わりにくい」(明治大学、理系)、「職種が多いうえ、ページリンクが多かった」(一橋大学、文系)と学生は感じている。コンテンツを盛り込み過ぎているようだ。
同じく9位の総合商社の双日は、「わかりづらい」(東京工科大学、理系)、「ページが悪いのではないが、サーバーが落ちることがよくある」(早稲田大学、文系)とあった。
就活生の感想を見ていくと、悪印象を持たれる最大の要素は、「見にくさ」「見づらさ」「分かりにくさ」「分かりづらさ」だ。さらにそれだけでなく、さまざまな嫌われる要素がある。
ページへのアクセス環境も重要だ。圏外のコメントの中には、採用ページがスマートフォン(スマホ)を前提としていないことに対する不満や、画面が重く「つながりにくい」「ページの画面遷移が遅い」、という意見が散見されていた。
採用ホームページは、企業へのエントリーのまさに入り口。就活生の忌憚ない意見を活かし、次年度はよい印象が残るようにしてもらいたいものだ。
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