桜も散り、就職活動も中盤に入ってきた。都心では会社説明会などに向かうとおぼしき、スマートフォン片手のリクルートスーツ姿の大学生をよく見掛ける。
さて、最近多くのメディアで就職人気企業ランキングが発表されているが、上位は超大手の有名企業が並ぶのが一般的だ。就活生はこうした人気企業の説明会に集中しがちという。
しかし会社は他にも多く存在する。特に中堅レベルの上場企業には、BtoC、BtoBを含め、優良企業がたくさんある。そうした会社を選ぶひとつの基準として、今回は、中堅上場企業の「大卒30歳平均賃金」ランキング100社を紹介しよう。
上場企業の4分の3は中堅クラスだ
「中堅上場企業」の定義は、2016年3月期までの3年平均の売上高が1000億円未満である。ただし、上場企業全体では、4分の3を占める多数派であることは知っておきたい。
データは基本的に、大卒・総合職の「実在者平均の月例賃金」または「モデル賃金」だが、一部例外もある(ランキング下の注記を参照)。「注」には各社の特殊要因を掲載、さらに「最高」「最低」の金額も開示がある場合は掲載した。
では、ランキングを見ていこう。
1位は、Webサイト最適化技術で成約率を高めeマーケティング事業を展開する、ショーケース・ティービー。月40万7387円だ。2016年12月期の売上高は13.7億円で、営業利益は3.3億円と、上場企業としては比較的小規模な会社である。「最高」「最低」金額の開示もあり、最高50万4898円、最低34万1667円となっている。
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