「大卒30歳平均賃金」が高い会社トップ100 中堅クラスの上場企業で月給50万円超えも!

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2位は、中堅・中小企業向けの販売在庫管理システムを開発するアイルで、38万4000円。直近2016年7月期の売上高は78.9億円、営業利益は3.7億円だった。

3位は美容室向けのヘア化粧品専業トップであるミルボンで、37万7465円(『会社四季報』2017年2集春号記載の直近売上高291.3億円、営業利益51.1億円、以下同様)。

4位はスポーツイベントなどの企画・設営が主力のセレスポで37万5558円だ(一部手当てを含む。売上高107.4億円、営業利益4.2億円)。5位は神戸製鋼所グループの環境装置メーカー、神鋼環境ソリューションで37万0643円(売上高830.0億円、営業利益36.0億円)と、規模、事業内容ともに多彩な会社が並んでいる。

以下、6位は小売業のフライングガーデン36万6493円(売上高72.1億円)、7位建設業の土屋ホールディングス36万6457円(売上高248.9億円)、8位機械のCKD36万5287円(売上高881.1億円)、9位卸売業のフォーバル36万5123円(売上高504.0億円)、10位繊維製品のゴールドウイン35万6916円(売上高597.1億円)と続く。

賃金データを開示するのは「信頼される会社」

上位には多くの業種が存在し、興味ある仕事を探すのに役立ちそうだ。このように、開示義務のない賃金データをCSR情報として公開する会社は、従業員の生活を気にしていると考えてよい。金額にかかわらず開示すること自体が「優れた会社」(東洋経済では「信頼される会社」と呼ぶ)の評価ポイントとなる。

なお、「最高」金額が極端に高い会社は、営業成績などの成果部分が比較的多い給与体系と考えられる。また、「最低」金額が極端に低い会社は、休職中の社員などが該当するケースが多い。”差が小さい平等な会社”がいいのか、”成果が上がればドカンともらえる会社”がいいのかは、個人それぞれの判断。じっくり考えていただきたい。

今回のランキング上位100社は、30歳時点で月27万円以上もらえる会社ばかり。普通に生活するのであれば、金銭的に厳しいことはないはず。社会人としての経済基盤は安定、仕事に集中できる環境と考えてよい。

さらに『会社四季報』『就職四季報』『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』などで、事業内容や働きやすさといった情報を調べていくことで、本当に自分に合った会社が選べるだろう。

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