この場合は、現状確認を定例化させることをしてみましょう。上司から何か言われる前に早めに「報告、連絡、相談」することを日課にしてしまうことをお勧めします。毎日決まった時間にメールを入れるでもいいですし、口頭で「今日の状況」伝えてもOKです。たとえ進捗がなくても、その状況を伝えることが大切です。「現状報告をする」ということで、上司を立てて安心させることが期待できるので、無用な作業中断の軽減につながります。
(3)「任せたよ」と言いつつ、最後にダメ出しする上司
部下に仕事を任せる際に、自分のはっきりした方針がないために丸投げしたにもかかわらず、いざ形が見えてくると「あーでもない、こーでもない」と、ここぞとばかりに口を出すのが特徴です。せっかくゴールに近づいてきたのに、振り出しに戻るなどのリスクがあり、現場は振り回されます。
被害を最小限にとどめるためには、進捗段階ごとに上司に逐一確認を取ることが必要です。「この方向性でよいでしょうか」と、プロセスや進行方法などのたたき台を上司に見せ、そこでなんらかの指示を仰ぐことで、微調整しながら進めていくことをお勧めします。
「任せたよ」と言われたからといって、最後までやってから上司に確認するのではなく、要所要所で意思疎通を図ることが必要なのです。
あなたが上司を変えることはできない
残念ながら、あなたがどんなに頑張っても上司を変えることはできません。したがって、できるだけ被害を被らないようにあなたの側が対策をすることが、最適な身の処し方なのです。
自分に全面的に非があるような気がして追いつめられる前に、まずは誰かに相談することも大切です。客観的な意見をもらうことで、「自責(自分に責任があると思い込む)スパイラル」から抜け出すきっかけが得られ、状況を冷静に判断できるようになります。身動きが取れなくなるほどの心理状況になる前に、状況の打開策を取り入れていきましょう。
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