「理不尽な上司」に振り回される部下の処世術 従順で人の良い部下程ターゲットになりがち

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理不尽な上司に振り回されて困っている。筆者の下には、そんな相談が相次いで寄せられます(写真:xiangtao / PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

職場からよく寄せられるお悩みが、「上司に振り回されて困っている」というもの。「1から10まで情報共有しないと怒る」「つねにダメ出しをする」「責めるような威圧的な態度」「"オレ流"のやり方をゴリ押ししてくる」「ころころと指示内容が変わる」……。こうした理不尽な上司に対し、いったい、どのように対応すればいいのでしょうか。

「人の良い部下」ほど攻撃対象になりがち

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理不尽な言動を取る上司は、職場や家庭に不満や不安がある傾向が強く、フラストレーション(欲求不満)を抱えている状況にあります。

その発散がうまくできずにいると、緊張状態が続いてつねに気持ちの余裕のないことが多いのです。

すると、ちょっとしたことでカッとなったり、不機嫌になったりということが起こります。「臆病な犬ほどよく吠える」といいますが、自信がなかったり、誰かに脅かされるのではないかという恐怖感があればあるほど、攻撃性は強まる傾向にあります。

これは、先に相手を攻撃することによって、自分の立場を維持しようとする防御策でもあります。相手がコントロールされるのを見ることによって、自尊心を回復しようとするのです。

こうした場合、格好のターゲットになってしまうのが、従順で人の良い部下です。以下の条件に当てはまる人は、要注意です。

・波風を立てるくらいなら、自分が我慢する
 ・断ることが苦手
 ・個人プレーよりチームワークを重んじる
 ・自己主張が得意ではない
 ・周囲から認めてもらいたい気持ちが強い

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