こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。
職場からよく寄せられるお悩みが、「上司に振り回されて困っている」というもの。「1から10まで情報共有しないと怒る」「つねにダメ出しをする」「責めるような威圧的な態度」「"オレ流"のやり方をゴリ押ししてくる」「ころころと指示内容が変わる」……。こうした理不尽な上司に対し、いったい、どのように対応すればいいのでしょうか。
「人の良い部下」ほど攻撃対象になりがち
理不尽な言動を取る上司は、職場や家庭に不満や不安がある傾向が強く、フラストレーション(欲求不満)を抱えている状況にあります。
その発散がうまくできずにいると、緊張状態が続いてつねに気持ちの余裕のないことが多いのです。
すると、ちょっとしたことでカッとなったり、不機嫌になったりということが起こります。「臆病な犬ほどよく吠える」といいますが、自信がなかったり、誰かに脅かされるのではないかという恐怖感があればあるほど、攻撃性は強まる傾向にあります。
これは、先に相手を攻撃することによって、自分の立場を維持しようとする防御策でもあります。相手がコントロールされるのを見ることによって、自尊心を回復しようとするのです。
こうした場合、格好のターゲットになってしまうのが、従順で人の良い部下です。以下の条件に当てはまる人は、要注意です。
・波風を立てるくらいなら、自分が我慢する
・断ることが苦手
・個人プレーよりチームワークを重んじる
・自己主張が得意ではない
・周囲から認めてもらいたい気持ちが強い
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