「GW中」にバレる!デキない人の3大欠点 「連休の過ごし方」で、ここまでわかります

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これまで、GW中にバレる「人としての欠点」について書き進めてきた。それではいったい、最強のGWの過ごし方とはどのようなものなのか。

これまで述べた、無計画に直前で決めてバタバタとせず、また「皆が行くから」「はやっているから」といった主体性ゼロな休み方をせず、享受するサービスには正当な対価を払うという当たり前すぎる常識を踏まえるのはもちろんとして、以下の3点を強調したい。

一流の人ほど「よく働き、よく休む」

【1】「そもそも休む必要があるのか」を考える

世の中には、日頃から休息時間がたっぷりであまり働いてもいないのに、「世間が休むから」と、さらに休息することに「一流の義務感」をおぼえる人たちがいる。

これも先ほど述べた「主体的な休み方」と関連するが、そもそも周りが休んでいるからといって、自分は休むべき立場なのかどうかを考えていただきたい。

日頃から仕事をサボりまくっているのに、連休だけは一丁前に取りまくるようでは、「ところであなたは、それにしても休みすぎではないのか」と糾弾されても、やむをえないであろう。

【2】「徹底的に」「主体的に」休む

上記の【1】とは逆に、休むべき人は、徹底的に休みまくってほしい。日頃からサービス残業を厭(いと)わず、家に帰っても仕事を家庭に持ち込み、「人生のために働く」のではなく「仕事のために人生がある」ような人は、これを機に徹底的に休まれてはいかがだろうか。

一流の人ほど「ワークハード・プレイハード(よく働き、よく遊ぶ)」。世界中のビジネスリーダーを見渡すと、みな「休むこと」「遊ぶこと」に、実に必死になっている。

緊張と緩和がなく、緊張に緊張を重ねている人は、結局のところ仕事の生産性が落ちるのは当然であろう。

【3】連休くらい心穏やかに過ごす

最後に私が、声を大にして、この原稿を書くタイピングの圧力を最強にして申し上げたいのは、「連休くらい心穏やかに、怒らず過ごしたらいかがですか」ということである。

せっかくの休日なのに、やたらとカリカリして、旅行の同行者とけんかしてモメる困った人たちがいる。

いままで仲良く暮らしてきた恋人や友人とも、なぜか旅行になるとモメて、二度と口を利かなくなる人は、周囲からクスクス失笑する声が聞こえてきてもいたしかたないだろう。

これはもちろん、5月3日というせっかくのGW期間中なのに、ふと開いたスマホやパソコンで「『GW中』にバレる!デキない人の3大欠点」という記事を目にしても、決してコメント欄を炎上させることなく、心穏やかにリラックスされることの大切さについても説いている。

「一流の休み」は、主体的に休むことにほかならない。行き先から、タイミング、そしてそもそも休む必要があるのかどうかの判断まで、すべて他人に流されず、自分で決めていただきたい。

そして、「何が主体的に休めだ! 会社で休める日にちは決められているんだ! お前の連載こそ、いい加減、休止しろ!」などと決して青筋を立てて怒ることなく、「この記事も、読み方次第では楽しく、勉強になるよね」と、何事も肯定的にとらえて、おおらかな心でリラックスした一流の連休を送られることを願ってやまない。

ムーギー・キム 『最強の働き方』『一流の育て方』著者

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Moogwi Kim

慶應義塾大学総合政策学部卒業。INSEADにてMBA取得。大学卒業後、外資系金融機関の投資銀行部門にて、日本企業の上場および資金調達に従事。その後、大手コンサルティングファームにて企業の戦略立案を担当し、多くの国際的なコンサルティングプロジェクトに参画。2005年より外資系資産運用会社にてバイサイドアナリストとして株式調査業務を担当した後、香港に移住してプライベート・エクイティ・ファンドへの投資業務に転身。英語・中国語・韓国語・日本語を操る。著書に『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』と『一流の育て方』(母親であるミセス・パンプキンとの共著)など。『最強の働き方』の感想は著者公式サイトまで。

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