41. うま味は身体をつくるのに不可欠なたんぱく質の存在を知らせる役割をもつ
42. 甘味に比較して、苦味は1/1000の濃度でも感じられる
43. 苦味などネガティブな信号をもつものでも、コーヒーを飲んだときのカフェインの作用による覚醒感やビールを飲んだときのアルコールによる高揚感などを味わう学習経験によってヒトは苦味や酸味を嗜好するようになる
44. 一般的に牛や豚、ウサギなどの草食動物の舌には味蕾が多く、ライオンや虎などの肉食動物の舌は味蕾が少ない
45. その理由として草食動物は「多くの草の中から食べられる草か食べられない草かを判断しなければならないから」という説がある
46. 牛の味蕾は2万5000個、豚は1万7000個
47. イヌの味蕾は2000個、ネコは500~1000個
48. ヘビなどの爬虫類は食べ物を噛まずに丸飲みしているので味を感知する必要がなく、味蕾もないか少ない
49. ヘビやトカゲは嗅覚器の一種の鋤鼻器(じょびき)で補っているという説もある
50. 魚は口の中全体やエラ、体表面にも味蕾がある
ネコは甘味を感じない
51. ナマズは体表面全体に約20万個の味蕾が存在する
52. ナマズは米国では「moving tongue」の異名をもつ
53. 昆虫などは主に触覚などにある化学物質を感知する器官によって味を判断していると推測される
54. チョウやハエなどは前肢に生えている毛が味受容突起となって味を感知している
55. 多くの鳥類は甘味の味覚を退化により失っている
56. ペンギンの舌は酸味と塩味の2種類しか感知しない
57. ネコは甘味以外の4つの味覚を感知する。甘味を感じないのは、完全に肉食であることと関係する
58. イヌは塩味以外の4つの味覚を持っている
59. 女性が男性よりも味覚が鋭敏であるという最初の調査結果は1888年に『ネイチャー』誌に発表され、その後行なわれたいくつかの研究でも同様の報告がされている
60. 甘味は舌の先、酸味は舌の両端など、舌の部位により感じる基本味があるという“味覚分布地図”の俗説は、現在は否定されている
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