新入社員は「最初の配属先」で一喜一憂するな

会社は配属先をどのように決めているのか?

キャリアパスをはっきり明示していない場合でも、多くの会社では上司が配属された理由をきちんと説明できるという。納得がいかない場合は、一度尋ねてみれば、その意図を教えてくれるはずだ。普段なかなか話しにくいのであれば、面談のときなどを利用してみるといいだろう。

では、複数の新入社員を、どのように各部署へと振り分けていくのだろうか。「個々人が何に興味を持っているかも考慮しますが、個人の資質を見て、その人に合った部署を決めていくことが多いですね」と磯マネージャーは語る。たとえば、対人能力の高い人は営業、マネジメント力の高い人はアルバイトスタッフを束ねる必要のあるコールセンター、などと割り振っていくという。

新入社員の“資質”は採用面接時にジャッジされている

そうした資質は何をもって判断しているのかというと、実は、「採用面接での様子」を参考にすることが多いという。採用面接では、さまざまなことを聞いていて、さらにグループディスカッションやグループワークなどの集団作業もおこなっている。採用するかどうかを見極めると同時に、本人の特性や能力も把握することができる。

加えて、人事は内定後の事前研修や内定者懇談会などの様子も観察しているという。「あら探しをしているわけではなく、『誰がリーダーシップをとっているのか』などを見ているわけです。だから、入社前の時点で、人事の頭のなかには、『この人はこの部署が合うな』というのがイメージされている。研修期間はその確認作業という位置づけです」(磯マネージャー)。

加えて、きちんと新人を受け入れられる部署かどうかも考慮される。大切な要素のひとつが、「人を育てるのが上手な上司がいる部署かどうか」。新入社員を採用するにあたって、かなり高い採用コストを支払っている。そんな新入社員が、仕事になじめず、すぐに退職するといったことがないよう、大事に育ててくれる上司のもとに預けることはよくあるという。また、「いきなり厳しい部署だと辞めてしまうから」と、当初は比較的とっつきやすい部署に配属する会社もある。

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