山下健二郎、ELLY、白濱亜嵐… LDH俳優部門の躍進を支えた「女性執行役員」波乱万丈の足跡
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マネージャーの初仕事は「300人の無名ダンサー」
帰国子女で、幼少期はアメリカに住んでいた近藤さん。エンターテインメントの本場で、舞台に慣れ親しんでいたという。
「両親がミュージカルやクラシックバレエなどの舞台によく連れて行ってくれたのを覚えています。帰国してからも、暇を見つけては舞台をよく観に行っていました」
その一方で、大学時代の4年間は体育会テニス部に在籍。コートを駆け、ボールを追いかけるハードな日々を過ごしながら、主務(マネージャー)としてチームを支えた。
これらの経験から、大学生の近藤さんが「エンタメの世界を陰で支える裏方の仕事」に興味を持ったのは自然なことだったのだろう。大学卒業の2002年、就職先に選んだのは芸能プロダクションの東宝芸能だった。
東宝芸能といえば、長澤まさみ、浜辺美波など「東宝シンデレラ」出身の女優のイメージが強い。ところが、近藤さんに割り当てられたのは300人のダンサーのマネジメントだった。


















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