「アンチすらファンに変えた」「"エビカツ"ロスがすごい」 ドラマ『じゃあつく』終了で《俳優・竹内涼真》が再評価された"なぜ"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
竹内涼真
今秋のドラマで最も注目されたのが、“エビカツ”を演じた竹内涼真さんだったのではないでしょうか(画像:TBS「じゃあ、あんたが作ってみろよ」公式サイトより)

12月9日夜、今秋最大の話題作となった「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系、以下「じゃあつく」に略)最終話が放送され、終了後は「感動」「ロス」などのポジティブな声が多くを占めました。

「じゃあつく」で勝男と竹内涼真が愛されたワケ

(※以下、ネタバレを含みます)

なかでも反響が大きかったのは、海老原勝男(竹内涼真)の決断。

第1話でプロポーズを断られて別れた山岸鮎美(夏帆)とようやく復縁できたものの、最後に「よし、決めた。終わりにしよう。俺は前に進む。鮎美を応援する」と身を引くことを決断して物語は終了しました。

序盤から勝男と鮎美が復縁するハッピーエンドを期待する声が多かっただけに、「真逆の結末は受け入れられるのか?」という不安がよぎりましたが、視聴者の反応はおおむね良好。

その理由としては、勝男と彼を演じた竹内涼真さんが視聴者から愛されたところが大きいのでしょう。

じゃあ、あんたが作ってみろよ
豊作と言われた秋ドラマの中で、蓋を開けてみれば一番の話題作となった「じゃあつく」(画像:TBS「じゃあ、あんたが作ってみろよ」公式サイトより)

「じゃあつく」を冷静に振り返ると、第1話の勝男は支離滅裂なキャラクターでした。冒頭から「男が朝から料理するわけないだろ」「(後輩女性に)弁当くらい作れ」「おかずが茶色すぎる」などと物腰が柔らかい一方で、息を吐くように暴言を連発。

極端な亭主関白思考で、「特に天才でも金持ちでもない主人公でこれほど嫌悪感を誘うキャラクターは見たことがない」というレベルでした。

次ページ開始25分で性格が一変
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事