元デロイト”Sランク”コンサルタントが伝授!GAFAやコンサルの”ケース面接”で無双できる「具体・抽象力」のススメ

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頭のいい人になる 具体⇄抽象ドリル
ビジネスの現場は、数字や論理では解決できない曖昧さを大いにはらんでいます(写真:eizan/PIXTA)
”頭がいい人”の脳内にはピラミッドツリーがあります。そのピラミッドには引き出しのような階層がいくつもあって、どの情報をどの階層に格納するかを考えながら整理整頓しています。デロイトでトップ1%の人にしか与えられない「S評価」を受けた経験のある経営コンサルタント・権藤悠氏に、頭のいい人に共通する具体・抽象力について解説してもらいます。
※本稿は『頭のいい人になる 具体⇄抽象ドリル』から一部抜粋・編集したものです。

「具体↔抽象思考」って何だ?

「頭のいい人」とよく言いますが、さて、「頭のいい人」とはどのような人を指すのでしょうか?

・学歴が高い人
・知識が豊富な人
・論理的思考力がある人
・地頭がいい人

いろいろな考え方があると思います。どれも間違いではないでしょう。しかし私は「頭のいい人」というのは結局、具体・抽象力がある人だと感じています。なぜなら、「頭のいい人」というのは、さまざまな視点で物事を多面的にとらえ、未来を切り拓いていける人だと思うからです。

今は、AIの発展や変化の多い世界情勢などによって、未来が見えにくい時代です。ひと昔前であれば「この流れだったらこんなふうにしたらいいよね」というように、正解が見えやすかったのに対して、現在は、何が課題か、正解かわからない中、自分で課題を見つけ出し、解決していかなくてはなりません。

ところが私たちは、学校でそんなことは習っていません。最近の子どもたちは探究学習などを通して、思考力を磨く機会があるようですが、私(30代)の時代にはそんな授業はありませんでした。

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