「女はイケメン好き」と嘆く男が見落とすこと

容姿の悪条件は結婚できない理由にならない

成功のカギは、やはり学んだことを素直に受け入れて、自分が変われたかどうかだろう。うまくいかなくてもそこであきらめずに、果敢に前に進む行動こそが大切なのだ。

現在の妻と出会ったのは、12回目のお見合いを過ぎたあたりだったように記憶している。どんな女性と結ばれたかというと、康司よりも少し背の高い36歳。全体的なイメージは素朴だが、笑顔がチャーミングな女性だった。

「上からものを言わず、私のペースに合わせてくれた」

ふたりで事務所にあいさつに来たとき、彼女に康司のどこがよかったのかを聞いてみた。

「私の話をよく聞いてくれる人でした。上からものを言わないし、私のぺースに合わせてなんでも進めてくれた。一緒にいて、自然体でいられたんです」

成婚退会した後も「今日は両家のあいさつを済ませました」「結婚指輪を買いに行きました」「新居に引っ越ししました」「入籍しました」と、事あるごとに報告のメールを送ってきた康司だったが、新婚生活がスタートしてからは落ち着いたのか、しばらく音沙汰がなかった。

先日、久しぶりに康司からドアップの顔写真付きのメールが送られてきた。

「このたび大蔵大臣から許可をいただき、メガネを新調しました」

メガネからのぞく糸のような目が、半円形になって笑っていた。大蔵大臣、か……いい響きだなぁ~。幸せにね。

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