「女はイケメン好き」と嘆く男が見落とすこと 容姿の悪条件は結婚できない理由にならない

✎ 1〜 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

成功のカギは、やはり学んだことを素直に受け入れて、自分が変われたかどうかだろう。うまくいかなくてもそこであきらめずに、果敢に前に進む行動こそが大切なのだ。

現在の妻と出会ったのは、12回目のお見合いを過ぎたあたりだったように記憶している。どんな女性と結ばれたかというと、康司よりも少し背の高い36歳。全体的なイメージは素朴だが、笑顔がチャーミングな女性だった。

「上からものを言わず、私のペースに合わせてくれた」

ふたりで事務所にあいさつに来たとき、彼女に康司のどこがよかったのかを聞いてみた。

「私の話をよく聞いてくれる人でした。上からものを言わないし、私のぺースに合わせてなんでも進めてくれた。一緒にいて、自然体でいられたんです」

成婚退会した後も「今日は両家のあいさつを済ませました」「結婚指輪を買いに行きました」「新居に引っ越ししました」「入籍しました」と、事あるごとに報告のメールを送ってきた康司だったが、新婚生活がスタートしてからは落ち着いたのか、しばらく音沙汰がなかった。

先日、久しぶりに康司からドアップの顔写真付きのメールが送られてきた。

「このたび大蔵大臣から許可をいただき、メガネを新調しました」

メガネからのぞく糸のような目が、半円形になって笑っていた。大蔵大臣、か……いい響きだなぁ~。幸せにね。

鎌田 れい 仲人・ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事