人気風俗「五十路マダム」、応募殺到の舞台裏

南は熊本から北は仙台まで20店舗に拡大

熟女デリヘル店「五十路マダム」の舞台裏をお伝えする(写真:polkadot / PIXTA)
「人気風俗『五十路マダム』で働く女性のリアル」「風俗『五十路マダム』で不美人も売れる理由」「離婚して風俗で子どもを育てた女性の苦悩」と3回にわたって、広島を拠点として全国に進出している熟女デリヘル店「五十路マダム」で働く女性たちが、これまでたどって来た道のりと現在をお伝えした。
今回は同店の全体像を俯瞰して、そこで出会う男女の実態についてリポートする。明確な目的があって勤める女性たちと、思惑があって彼女らを求める男性たちのリアルに迫りたい。

キャスト女性の最年長記録は68歳

五十路マダムに在籍するのは、ほとんどが拍子抜けするほど“普通”の女性たちである。長い間、風俗業界を渡り歩いてきましたという場慣れた感じもなければ、美容に血道を上げる美魔女的な雰囲気もない。夕方のスーパーで夕飯のメニューを考えながら次々と食材を買い物カゴに入れていそうな、あるいはパートとしてレジに立っていそうな、“普通の奥さん”たちである。

それもそのはず、キャスト女性のほとんどが風俗業未経験で入店してくる。面接のときに「どんな仕事をするのか知っていますか?」と聞かれても、“なんとなく”しかイメージできていない。「男の人とセックスするんですよね!?」と覚悟を決めて来る女性もいるが、「いえいえ、セックスはダメですよ」と説明すると、ポカンとした顔をするという。そこでスタッフは性行為と性サービスの違いから説明する。

在籍女性の年齢層は40代が中心で、次に多いのが50代。これまでの最年長記録は68歳である。1号店であり本店でもある、広島店の女性店長はこう話す。

「男性客のコンプレックスを刺激しないのが、この年齢層なんです。50~60代の男性には、“若い子は気後れするだけ”という方が多いんですよね。自分なんかじゃ相手にされないだろう……という理由から、目が行くのは自分と同年代か少し年下の女性です。気兼ねもないし、話も合う。熟女風俗店自体は以前からありましたが、ある時期までは“オバチャン”とか“ババア”とか、女性を揶揄する名前の店が多かったんですよ。でもそれって働いてくれる女性だけじゃなく、男性にも失礼ですよね。だからウチは、“普通の奥さん”と出会えるというのをコンセプトにしています」

人生の半分近く風俗業と無縁だった女性たちが、デリヘル店で働くにはそれぞれ理由がある。

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