平日の出勤時のランチ、あなたはひとりで食べる派ですか? それとも誰かを誘って一緒に食べに行く派ですか?
2016年8月に、1都3県を対象に実施したソロ男プロジェクトの調査によれば、20~50代の未婚のソロモン(ソロ男・ソロ女。定義はコチラ)たちは、男女ともに8割近くが「ひとりランチ派(ランチはひとりで食べたい)」で、全体的に2年前の調査と比べて増えています。なお、あくまで「ひとりで食べたい」という願望なので、実際「ひとりランチ」をしているかは別です。
彼らが「集団ランチ」に行かない理由としては、「自分の食べたい店に行けない」「大勢で行くと、テーブル待ち時間が長くなる」「誰かと一緒だと、ランチ終了後自分の好きなことに時間を使いにくい」などをあげていますが、その本音は、「わざわざ集団ランチに行く意味がわからない」というところにあり、結局のところ「ひとりで食べたいから」ということに尽きるようです。
彼らは、生活意識において、ひとりの時間を大切にするという価値観が強く、その行動原理は「ソロ活動」にあります。よって、「集団ランチ派」とはそもそも価値観が合わないわけです。実は既婚男女でも過半数が「ひとりランチ派」でした。意外かもしれませんが、「ひとりでランチを食べたい」というのはもはやマイノリティではないのです。
40代既婚男性から見ると「ひとりランチ」は異端
ただ、職場では管理職に相当する40代以上の既婚男性に絞ると、反対に「集団ランチ派」が多数派となります。
集団で行きたい上司とひとりで食べたい部下。小さな差ですが、こうした職場での価値観の違いは、何かと問題の火種ともなります。ランチタイムは基本的に就業時間外です。ひとりで食べようがどうしようが、本来は個人の自由のはずです。しかし、集団ランチ派の上司の誘いを断り、ひとりランチを続けていると「どうしてあいつは皆と一緒に食べないんだ?」といぶかしがられ、そのうち「いつもひとりでランチしているあいつには何か人間的に問題がある」というレッテルが貼られます。これは、いつまでも未婚でいるソロ男に対する「なんで結婚しないの?」「いつまでも結婚しないあいつは何か問題がある」という反応とほぼ同じです。
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