人望のない人は「たった一言」が添えられない

ビジネスで好まれる話し方と頼み方のコツ

「ちょっとした違いなんだけどなぁ。。」と噂されているかもしれません(写真:xiangtao / PIXTA)
ビジネスパーソンが身に付けるべきスキルは膨大ですが、そのすべての根幹にあるのが「言葉遣い」です。なぜなら、どんなに優れた意見やアイデアでも、アウトプットの言葉が不適切だと色あせてしまいますし、「言葉を発する」という基本スキルのレベルが低いだけで発言者自身の評価まで下がるからです。
一流の人ほど言葉遣いに繊細なのは、たった1つの発言が適切かどうかで仕事の成果が一変する場面を幾度となく経験してきたからでしょう。
最近は「たかが言葉遣いで大げさな」と言う人も増えたようですが、現実には言葉遣いの精度は任されるプロジェクトや役職に、もちろん人間関係にも大きく影響します。意思決定をする立場を得た人の多くは、言葉遣いまで含めた「総合力」を見ているからです。
では、どうすれば優れたビジネスパーソンや決定権のある役職者に対して適切な言葉遣いができるようになるのでしょうか。
伊藤忠商事グループや資生堂などの大手企業で40年にわたり研修を行ってきたTBS元アナウンサーで『できる大人が使っている社会人用語ハンドブック』の著者が言葉遣いの極意を解説します。

上司がいらつく部下の「報・連・相」とは?

「新人が周りをドン引きさせる言葉ワースト3」(4月1日配信)では新人が覚えたい社会人用語の基礎を、「仕事のできない人は相手の話を聞く力がない」(4月8日配信)では相手を満足させて自分の評価を上げる話の聞き方について解説しました。今回は、上司や取引先から「さすが!」と思われる話し方・伝え方の簡単なコツをご紹介していきます。

仕事における会話のおよそ9割は、実は「報告・連絡・相談」のどれかにカテゴライズされます。これは、ほとんどの仕事は1人では成し遂げられないため、必要な人に必要なことを伝える作業が発生するからです。だから伝えられたことを正確に、すばやくホウレンソウ(報・連・相)できるかどうかは、仕事の成果やかかる時間に直結すると言っても過言ではありません。

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