10代男子がこうも「友達の多さ」に拘る理由 社会人になると、「1人でいるのが楽」になる
一緒にいて心地よい相手を「友人」と回答している割合は男性のほうが高い一方で、休日の過ごし方として「友人」を優先する割合は女性のほうが高くなっています。あくまでも男女比較した際の傾向の違いですが、男性は「一緒にいて心地よいのは友人なものの、優先するのは恋人」とする傾向が女性より強く、女性は「一緒にいて心地よいのは恋人なものの、優先するのは友人」とする傾向が男性より強いといえるかもしれません。
また、友人と恋人どちらを優先するかを年齢層別に見ると「友人」と回答した割合は男女ともに年齢が低いほど高く、特に10代後半女性では42.9%に上っています。ここまで述べてきたように、年齢が低いほど友人関係を重視する傾向がここにも表れていると言えそうです。また、SNS等の普及により「相互監視」の環境が強まる中で、友人よりも恋人を優先することが目立つと、陰で何を言われるかわからないといった心理も、SNSに慣れ親しむ10代では働きやすいかもしれません。
10代後半女性の約5割がSNSに疲れている
では、SNSを通じた人間関係に負担やわずらわしさを感じている人はどの程度いるのでしょうか。年齢が低いほど負担やわずらわしさを感じている(「とても感じている」+「やや感じている」)と回答した割合は高く、特に10代後半女性では47.9%と約半数に上っています。性別で見ると男性より女性のほうが負担やわずらわしさを感じている人が多いようです。
SNS等でのコミュニケーションは、利便性が高い反面、自身の発言に対する反応を気にしたり、知人の発言に返答しなければいけないといったわずらわしさがあるかもしれません。特に生活に占める友人関係のウエートが大きく、SNSに慣れ親しんでいる低年齢層にとっては、このような傾向が強いようにも捉えられます。
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