ドラえもんと17世紀画家がコラボ? 名画と空想の化学反応!福田美蘭が面白い

✎ 1〜 ✎ 17 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

17世紀オランダの画家レンブラントには、『パレットを持った自画像』という有名な作品がある。

レンブラントの後ろには、何だかよくわからない半円が2つ描かれている。円は彼の才能とか、完全性の象徴といった説もあるというが、「もし、この円がドラえもんの手だったら」と仮定して描かれたのが、『レンブラント―パレットを持った自画像』だ。

『レンブラント―パレットを持った自画像』
2002年 株式会社藤子・F・不二雄プロ蔵
©Fujiko-pro & Miran Fukuda 2002

自画像の画面からはみ出しているドラえもんの全体像を、現代の画家である福田美蘭が代わりに描いた。舌なめずりをするドラえもんは、ポケットから何を出そうとしているのか? 公開される機会の少ない作品だという。

東京都美術館で開催中の「福田美蘭展」は、このように日常の視点をスッとずらす面白さを味あわせてくれる。

次ページ休憩中のモナ・リザが「よっこらしょ」
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事