スペイン発キャンデー「パパブブレ」の正体

なぜ店舗に人だかりができるのか

日本の1号店に当たる、パパブブレ中野店(筆者撮影)

一文無しに近いバックパッカーが、12年前に立ち上げたキャンデー店。今、全国的にも知られる「パパブブレ」のことである。

東京、神奈川、大阪、福岡、仙台などに全9店舗を営業し、年商は7億円に上る。大丸東京店は東京を訪れる人の人気お土産スポットだ。誰もが知るフランスの高級ブランドほか、企業とのコラボレーションを月に1~2件のペースで行っている。この4月には、大規模再開発として話題になっている、「GINZA SIX(ギンザシックス)」にもオープン予定だ。同店の強さの秘密はどこにあるのだろうか。

キラキラして、いい香りがして、食べると甘い

カットしたあめを転がしながら冷ます。ビビッドな色合いと、あめそのものの輝きが特徴(筆者撮影)

「やはり素材の魅力。スタッフ一人ひとりが妥協しないで、丁寧に作っています。キラキラしていて、ふんわりいい香りがして、食べると甘い。こんな商品はほかにないんです」と、パパブブレを運営するカンノの菅野清和社長。開業後5年間は自らあめ作りに携わり「1万回は作った」と言う。今も、レシピはすべて菅野氏が考案している。

パパブブレについて周囲の女子に聞くと「知ってる! すごくかわいくておいしいあめですよね」とはずんだ声が返ってくる。なるほど、同店の特徴のひとつは、商品の見た目、そして味にあるようだ。キューブタイプ、金太郎あめタイプ、ロリポップなど形はさまざまだが、どれもキラキラしていて、メタリックな輝きがある。味わいも、もとが砂糖なのにどうしてこんな味が出るのか、というほどフルーティだ。ちなみに果汁などは使われていない。

「あめを最適な温度で引き延ばすとこの輝きが出るんですが、これがけっこう難しいんです。フレーバーも、100回単位で試作をして決めたものです」(菅野氏)

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