週60時間勤務は当然?「医者の不養生」の実態

こうやって不養生の医者が作られる

弁護士、会計士など、世間一般で「ゴールドライセンス」と呼ばれる資格の中でもピカイチの人気を誇るのが、「医師免許」だ。とはいえ、彼らのキャリアパスはあまり知られていない。
結婚、出世や転職、果ては、懐事情はどうなっているのか、一般のビジネスパーソンから見ても、彼らがどのようにキャリアを積んでいるのかは気になるところだ。この連載では医師専任のキャリアコンサルタントとして、300人以上の医師のキャリア設計に携わってきた中村正志氏が、医師たちの世間のイメージとは一風異なる内情をつづる。

前回のコラムは医師の学歴についてでしたが、今回は医師の健康管理の実態について書いていきたいと思います。

“医者の不養生”という言葉がありますね。

先日、医師向け情報サイトを運営するケアネット社がインターネットで医師に調査をしたところ、健康診断か人間ドックを「必ず受けている」とした医師は68.7%、「受けないことがある」は19.3%、「受けない」という医師も12.0%いたということです。

また同調査では、結果的に2割近くの医師が「もっと早く受診すればよかった」と回答し、後悔した経験があることがわかったとしています。

一般の方がこの調査結果を見ると、

「なんだ、普段は患者に偉そうなことを言っているのに、自分はできていない。これこそ医者の不養生では?」

なんて思いますよね。

医師自身も痛いところを突かれたということになるかもしれませんが、なぜこのようなことになるのでしょうか? 単なる医師の不注意なのでしょうか?

そもそも「不養生ではない」生活の状態というものは、どういったものか?

食事、運動、睡眠というのがバランスよく取れることだと思いますが、そもそも医師というのは、その3つを機能させるのがとても難しい職業なんです。

まずは食事というものから見ていきましょう。

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