はじめは、「何? GOODって?」とバカにするかもしれません。問いただすのではなく、日常の会話の中で、さりげなく聞いていくのです。お風呂に入っているときに聞くのでもいいでしょう。食事のときでもいいでしょう。そうしたさりげない日常の中で、問いかけていきます。
中学生にもなるとバカバカしいと子どもが感じ始めるかもしれませんが、実はこのGOODニュースを語り合う方法は、企業でも取り入れて、大人がやっているものなのです。この取り組みによって、社員たちは、良いもの探し、良いこと探しを始めるので、社内の雰囲気が良くなり、業績に影響を与えていくといいます。
私がこれまで子どもたちに対して実践した例では、例外なく子どもたちは乗ってきました。そして、GOODニュースを語り合うことで、クラスの雰囲気がどんどんよくなっていったのです。 もし日記を付けているのであれば、毎日GOODニュースを書いていくというのもいいでしょう。
ぜひ、試してみてください。効果を実感できるはずです。
得意なことを徹底して認めていく
2)「褒める」のではなく「認める」
前向きにさせるには、その人の自己肯定感を高めるようにすることです。自己肯定感とは、「自分はできる!」という意識です。そのためには、できたこと、得意なことを徹底して認めていくのが良いのです。
ポイントは「褒める」のではなく「認める」ということ。認めるということは、褒めるとほぼ同義のようですが、「褒めてください」というと、わざとらしく大げさに褒めてしまうことになりかねないので、「褒める」という意識ではなく、「認める」というくらいの意識がいいでしょう。認めるとは、「いいね~」「すごいね!」「よくできるね~」と感心した言葉で簡潔に表現することです。
すると、子どもは得意になって、ますます認められようとして努力していきます。褒めるとだんだんとマンネリ化していき、褒める度合いを引き上げなくては効果がなくなっていきますが、認めるという行為は単純なだけに、飽きが来ず、人をモチベートするには最適な方法です。
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