話がかみ合わない親子に効く「魔法の言葉」

「勉強すべき」という大前提からズレている

子どもに勉強してほしいのですが(写真:マハロ / PIXTA)
※石田勝紀先生へのご相談はこちらから
【質問】
初めまして、中1女の子を持つ母です。ソフトテニス部に所属しており、一学期は普段の授業、部活、課題に明け暮れ、シャワーも浴びず寝ることもありました。成績は4が2つとあとは3でした。
英語と国語のテスト点数がよくなかったので、次は点数アップにつながってほしいと思いドリルをやらせています。ですが、夏休みも平日と土曜日は部活がありましたし、2学期に入ると学校からの宿題も多く、疲れていてできないと言います。特に塾には行っていないのですが、成績を上げるには、どうさせたらいいでしょうか。親のサポートもどうすべきでしょう。いつも親子げんかになり悩みます。ご指導よろしくお願いします。
(仮名:白石さん)

前提が違うと解決しない

この連載の記事一覧はこちら

【石田先生の回答】

中1の1学期は小学校までの生活との差から、疲れが溜まりやすく、特に運動部の部活をする子は、勉強に影響が出やすいものです。しかし夏を越して2学期になると徐々に変わってきますね。今回のご相談内容を拝読し、親と子での考え方やあり方の違いというものを感じました。それは「前提が違うため、いくら会話をしても、その後の論理が正しくても解決しない」ということです。

こうしたこと、日常的にあちこちで起こっています。人間は、「前提→事実→結論」という流れで、結論を導き出しています。つまり、前提が根っこにあり、それに基づいて、事実を判定し、結論を下しています。

その前提というのは、人によって違うことがあり、事実とは限りません。個々人の「思い込み」であることも多いと言ってもいいかもしれません。この「思い込み」は通常、会話には出てこないため、わざわざ相手に確認でもしないかぎり、わかりません。この「思い込み」が双方にとって共通であれば問題は起こりませんが、微妙な違い程度ならまだしも、まったく違っていると、大きなトラブルになりがちで、しかもそうそう解決しないのです。

次ページ前提が違うため、解決しない会話例
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 高城幸司の会社の歩き方
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ゴルフとおカネの切っても切れない関係
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
改正対応待ったなし!<br>働き方と仕事の法律

同一労働同一賃金の本格化、中小企業でのパワハラ防止対策の義務化など、今年は重要な改正法の施行が目白押し。2022年に施行される法律の要点に加え、昨年の4月に施行された改正民法も総点検。改正ラッシュへの備えを万全にするための法律虎の巻です。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT