「前向きな子」の親が実践する"3つの声かけ" 環境変化に敏感な子にもきっと効果がある

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3)「ではどうしたらうまくいくだろう?(HOW)」を口癖にする

学校のテストの点数が悪い、友達と喧嘩したなど、マイナスな出来事に遭遇したら、HOWを使いましょう。しかしこれは1回だけ使えばいいというものではなく、習慣にする必要があります。

何か子どもに問題が発生したことを親が知ったら、一般には怒るか、「なぜそんなことをするの?」「何、この点数は!」などと原因の追求をしますね。しかし、それだけでは何の改善にもつながりません。感情をぶちまけることで親のストレス発散にはなるかもしれませんが、事態は何も変わっていませんね。

むしろ怒られたというつらい状況で終わったことで、子どもはマイナスの感情を抱え、後ろ向きの気持ちが固定されてしまいます。

HOWを使って思考を前向きに

『勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

そこで、「じゃ、どうしたらいいだろうか?(HOW)」を使うのです。すると、この瞬間から、思考は前向きになっていきます。

以上、前向きにさせる3つの習慣についてお話してきました。ここでひとつ注意しておきたいことがあります。それは、真面目に子育てを考えている方、現状を何とか変えていきたいと考えている方は特に、注意が必要です。

それは、「すべてを完璧にやろうとしない」ということです。3つの方法と言われるとすべてのことを完全にしなければ、自分はダメだと考えてしまう方もいらっしゃいそうですが、そうではありません。

この3つは今まで筆者がやってみて効果があった方法で、数ある方法の中から選んで書いたものですから、試しにやってみて、うまくいく方法、しっくりくる方法であると思ったら継続していけばいいと思います。真剣ではあるが、思い詰めたりはせず、効果があったらいいなというくらいの感覚でやってみてください。お子さんの日常が変化してくると思います。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

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