弁護士業界の最強集団”ブル弁”の生態とは?

ヴェールに包まれたその“稼ぎ”は?

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(出典:弁護士白書2012年版)

そこで、今回から3回にわたり、弁護士という民族の生息分布を検証してみたい。初回の今回は大都市圏のみに生息する、あこがれの象徴・ブル弁の世界を検証してみよう。

「大事務所、外資系、ブティック系」=ブル弁事務所

グローバルな活動を展開している大企業の法務ニーズは、近年、加速度的に複雑化している。それに応えるには、弁護士も専門分野に特化して日夜研究を積み重ねないと、あっという間に企業から見捨てられる。海外での特許訴訟も日常茶飯事だし、反トラスト法、FCPA(連邦海外腐敗行為防止法、通称賄賂防止法)といった、日本人が進出先で刑事責任を問われるリスクも、また、加速度的に高まっている。

このように、グローバルカンパニーは、高度な法務ニーズと巨額の資金力を兼ね備えているだけに、法律事務所にとっては最も“おいしい”クライアントである。そのおいしいクライアントを相手に、単価の高い商売をしている事務所の弁護士がブルジョワ弁護士、通称「ブル弁」だ。

ブル弁の代表格は、何と言っても4大法律事務所所属のパートナー弁護士たちである。大事務所の組織構成については後段に譲るが、一言で言えば、パートナーとはマネジメント層の弁護士である。

「4大事務所」とは、所属弁護士の人数で必ず上位4位までに入る事務所のことで、具体的には赤坂アークヒルズに事務所を構える西村あさひ法律事務所、麹町にそびえ立つ26階建ての超高層ビル「紀尾井町ビル」に事務所を構える長島・大野・常松法律事務所、丸の内の三菱村にそびえ立つ34階建ての「丸の内パークビルディング」に事務所を構える森・濱田松本法律事務所、地下鉄六本木1丁目駅直結の「泉ガーデンタワー」に事務所を構えるアンダーソン・毛利・友常法律事務所のことを指す。いずれも受付は外資系の高級ホテルのフロントなみ。若く聡明で美しい秘書たちがオフィス内を闊歩する。

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