「親孝行」と「犠牲」の境界を親に伝えよう

誰だって親のためには生きられない

自分の一生を犠牲にしてでも、親の世話をしないといけないのか?(写真:Syda Productions / PIXTA)

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私は33歳の独身女性で、一人娘です。両親の扶養でお先真っ暗です。父は若い頃は事業も順調でしたが女性問題も派手で、ほとんど家には帰ってきませんでした。そんな父は事業が傾いてから家で落ち着くようになりましたが、両親の仲は最悪でした。特に母は、ずっと父を毛嫌いしています。
私は大学を出て、東京で就職したのを機会に、家を出ました。そしてときどき母から、経済的に苦しいと泣きつかれては、おカネを送っていました。ところが5年前に母が、これ以上、父と暮らすのは耐えられないと言って、地方から私のところに来て、同居を始めました。私も成り行きのまま、母を受け入れました。
家事を引き受けている母は、それが私のためにもなっていると信じ、毎日嬉々としています。知人の紹介で働き始めた父は、時々おカネが足らないと言って来ては私が送金しないと、「死にたい」と脅迫まがいです。
私もそろそろ少しはおカネを貯めて、良い人と巡り合えば結婚したいという願望をもっています。しかしこの状態では、両親のために働いているようなもので、その機会も失いそうです。自分の一生を犠牲にしてでも、子どもは親をみなければならないのでしょうか。
働き蜂

このままだと共倒れになる

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親の世話はどこまでが子どもの義務や喜びで、どこからが犠牲になるかは、個人によって変わります。あなたの場合、私は、子どもにそこまで犠牲を強いる、健康な親のほうが問題だと思います。

あなたのご両親は、親としての努力がなさすぎます。ご両親が平均寿命まで生きられるとしても約30年あり、年ごとにますます、今の負担以上のことが待っているのです。このままだと共倒れになることを、ご両親に毅然と伝えましょう。

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