必要条件「ガリ勉」を満たしたら、次は?

スタンフォードでは、仕組みを作って合理的に褒める(前編)

「選びたい」と「育てたい」は違う

著者撮影:今日もよく晴れたスタンフォードより

 このあいだ(といっても少し時間が空いてしまったけれど)書いた我が校での大学院入試について、予想を大きく上回る反響をいただいた。日米の違いを面白いと思ってくれた方も多かったみたいで、とても嬉しい。facebookやtwitterでコメントをくださったみなさん、ありがとうございました。

今更だけど、そんな前回の文章を読み直してみるに、ちょっと言葉足らずなところがあったかも?

現実に即して書いているつもりだったのだけれど、省略した細かい点が気になってきてしまった(小心者ですみません……)。編集部の許可をいただいて、少しだけ補足するので、今回のメインテーマに入る前に1~2分、続編にもお付き合いいただけるだろうか。

まず、この前の記事で書いたのは、「スタンフォード大学経済学部の大学院入試では、とにかく評価軸の客観性を重視して、いわゆる『ガリ勉』の学生を選びたがっている」ということだ。これはだいたい事実だ。

でも、我々はガリ勉というか、ただ単に決められた勉強ができる人材を育てたがっているわけではない。

次ページ「ソフトな能力」を測る一歩前の段階として
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