必要条件「ガリ勉」を満たしたら、次は?

スタンフォードでは、仕組みを作って合理的に褒める(前編)

褒めよう、褒めよう、もっと褒めよう……?

今年度、初めてHonors Thesisの指導教官をやって知ったのだけど、Honors Thesisを書けると決まったこの後も、まだまだ、事あるごとに褒めたり差別したりの特別扱いは続く。

著者撮影:スタンフォードのファカルティ・クラブはこんなところだ

冬にはHonors Lunchと称して、Honors Thesisを書いている学生と指導教官たちが大学のファカルティ・クラブ(教員用レストラン)に集まって、みんなでランチを食べるというイベントがあった。

そして年度末、学生たちがThesisを書き上げたときには、打ち上げということで、割とオシャレなレストランでのHonors Dinner。その席上では、特に良い論文に与えられる賞の受賞者を発表していた(ちなみに卒業式で正式に表彰する)。

日本の大学でも最優秀論文に賞をあげるのは割とよくあるパターンではないかと思う。それが我が校の場合、最優秀だけでなく、ぐっと範囲を広げていくつもの賞を設け、結果を特別なディナーの席で発表しているのだ。

著者(中心)と著者が指導する学生

これには最優秀賞のほかにも「優秀賞」とか「オリジナリティ賞」とか、さらには「プレゼンテーション賞」があって、各2人ずつくらいにあげていた(最後のは卒論発表会での「発表」の仕方が良かった人を表彰するものだ)。

ちなみに自慢ですが、僕の指導していた学生の一人が見事最優秀賞をとりました!

いろいろな賞を受賞できる可能性は、学者になってからも引き続きたくさんある。いちばん有名なのはノーベル賞だろうが、そのほかにも大小さまざまな賞があって、みんなが誰かを、なんとか褒めよう褒めよう褒めちぎろう、と必死なように思う。

さて、ちょっと長くなってしまったので、次は近日中にこの続きから、実際の賞やイベントを例に挙げながらお話ししていきたい。

(後編に続く)

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