ブラック企業の、本当の意味を考えよう 「ユニクロ」や「ワタミ」はブラックか?

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企業が永続するためには、稼ぐだけではダメ

藤野 「そんなきれいごとを言ってさ。従業員をだまして、おカネを集めているだけじゃないの」って曲解する人、いるよね。

草食投資隊。コモンズ投信会長渋澤健さん(右)、セゾン投信代表取締役社長中野晴啓さん(左)、そしてレオス・キャピタルワークスCIO 藤野英人さん(中、順番は年齢順)。3人の地道な活動がいま実り始めている

中野 そういう人は、世の中すべてがブラックだと思っている、ブラック史観の人たちなんですよ。

渋澤そういう人は結局、自分では何の行動も起こせない。ただ、これもブラック、あれもブラックと言って、世の中を斜に構えて見ているだけ。でも、そういう人ばかりが増えていったら、世の中が回らなくなっちゃう。

中野 以前、私が尊敬している経営者から、こんな話を聞いたことがあるんです。ベンチャーから立ち上がって、いまも生き残っている会社というのは、最初はとにかく稼ぐことにガツガツしていたけれども、徐々に社会的使命に目覚めていく。また、そういう会社でなければ存続できない。なるほどな~と思いました。

渋澤 あ、それって、渋澤栄一も『論語とそろばん』に書いてたな~。

藤野 渋澤栄一翁に登場されてしまったら、もうこれ以上言うことは何もありません(笑)。

中野 おあとがよろしいようで(笑)。

草食投資隊 渋澤 健、中野晴啓、藤野英人

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そうしょくとうしたい

コモンズ投信会長・渋澤 健、セゾン投信社長・中野晴啓、レオス・キャピタルワークス社長CIOの藤野英人の3氏で結成。根底には、「長期投資を根づかせたい」という3人の熱い思いがある。「草食投資隊」という名前は、投資=肉食系というイメージが一見つきまとうが、本質は違うのではないか、という3人の共通の考えによる。

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