『婦人公論』に見る、変わる妻たちの関心事

『婦人公論』三木哲男編集長に聞く

かつては、「この歳で恋愛の話をするのは、みっともない」という考え方が主流でしたが、今は雑誌などさまざまな媒体が後押しする動きもあり、「いつまでも美しく、女であり続けたい」と考える人が増えている。

もうひとつのきっかけは、女性がどんどん社会に出ることで、恋愛する機会が増えていること。

高度成長の中では、夫の給料も申し分なく、40~50代の専業主婦は本当に家事や子育ての「専業」でした。

でも、今は不況が続き、夫の給料は上がらない。『婦人公論』の読者を見ても、ほとんどがパートや派遣・契約社員として仕事に出ています。で、社会に出ると、いろいろな出会いがありますよね。パート先の店長とか、派遣先の上司とか。

また、それまで家の電話しかなかったのが、パソコンやケータイの普及で、主婦が自由に外部と連絡を取りやすくなったこともあります。主婦が外の世界とつながりを持ちやすくなっているんです。

セックス特集には、既視感

こうなれば、主婦たちだって恋愛し始めます。

もともと男性は、高度成長の頃から変わることなく、外で山ほど浮気する機会があった。男性にとって“当たり前”だった状況に女性側も近づいてきた、というだけのことだと思います。

――セックス、性に絡む企画が定期的に組まれています。これも売れるテーマのひとつなのでしょうか。

そうですね。ただ、いちばん部数が出たのは4~5年前。最近はちょっと縮小ぎみです。以前は読者も、“怖いもの見たさ”で買ってくれましたが、今はネットに情報があふれているので、そう簡単には売れないんですよ。

なにしろ、今、40代の主婦の方を10人集めて話を聞いてみると、そのうち2人は婚外恋愛をしているというくらい。それだけ、外の世界とつながる「私」を楽しんでいるのです。

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