――『ゼクシィ』の特徴は、雑誌の常識を超越した厚さ、そして重さですよね。いつから、こんなに分厚いのですか?
創刊時は普通の女性誌と変わらなかったんですよ。でも年々、分厚くなっています。過去最重量は、昨年12月の首都圏版で、4.9キログラム(別冊や付録も含む)。本誌に入らない部分は別冊で切り出すなど、まさに製造の限界に挑戦しているところです。
あまりに重いので、大手の書店では購入してくださった方に布製の専用バッグを渡してもらっているんですよ。それを男女で片手ずつ持つのを、「ゼクシィ持ち」と言っていただいているようで。
――ほほえましいような、目のやり場に困るような……(笑)。付録にもインパクトがあります。先日の、役所に提出できる、本物の婚姻届には驚きました。ネット上では「(結婚を迫られているようで)怖すぎる」という男性陣の声も、多数挙がっていましたが……。
あれには、私たちも本当に驚きました(笑)。婚姻届には第三者の署名やハンコが必要なので、一度もらいに行ったうえでまた役所に持って行かなければならない。これがけっこう面倒なので、婚姻届が付録だったら便利じゃないかと。そういうシンプルな考えだったのですが。
ほかにも、女性が『ゼクシィ』を机に出しておいて、彼氏にサイレントプレッシャーをかけるという話もよく聞きます。どんな商品でも、作り手が想像すらしていない使われ方をすることはありますよね。
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