連載第1回目に訪れたのは、エムオン・エンタテインメントの『mamagirl』(ママガール)編集部。アラサーのママ世代をターゲットとするこの雑誌は、昨年8月に創刊。創刊号はネット書店を中心に約12万部が完売、大ヒットを記録した。にわかに勃興する「ママガール」とは、どんな人種で、どんな消費志向を持つのか。馬場麻子編集長に聞いた。
――「ママになる」は今、ある種のブームなのでしょうか。
「妊活」が注目されるのと同時並行で、若い女性の意識が高まってきていると思います。高齢になればなるほど出産に伴うリスクが増すなんて、学校教育では教わっていません。それが最近になって一般的に知られ始めて、「若いうちにママになりたい!」という女性が増えているんだと思います。
かつてのように結婚・出産というものが当たり前ではなくなり、子どもを持てるということの意味が大きくなっている。出産は、女性として、ぜひとも”勝ち得たい”経験となっている感がありますね。そういう意識が、「ママ」というブランドをどんどん高めているんだと思います。
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