就活生は「仕事体験プログラム」に参加しよう

大学3年生が来春までにやっておくべきこと

ただ、実際に弊社が主催する仕事体験プログラム「キャリフルCAMP!」への参加を志望した学生に志望理由を尋ねてみると、「その企業に興味があった」という学生の割合は全体の2割程度。その業界に興味があったという学生を含めても全体の3~4割前後にとどまり、残りの6~7割程度の学生は、特定の業界や企業に興味があるわけではなかったことがわかります。

また、「就活準備でどういうことをすればいいのかわからないが、とりあえず何か動かなければと思って」というように、就活準備のとっかかりとしてプログラムに応募する学生もいました。

では、「興味のある業界・企業」が定まる前の状態で参加した学生たちは、参加後にどのような手応えを感じているのでしょうか。

体験を通じ、先入観を捨て、課題がクリアに

「キャリフルCAMP!」に寄せられたアンケート回答によると、「この業界に抱いていた先入観が覆された」「自分の今後の課題がわかった」といった収穫を持ち帰った学生が、少なくないことがわかりました。

外資系コンサルティング会社を例に挙げると、「少数精鋭の冷徹なプロ集団だと思っていたが、実際はオープンで人当たりのいい方々だった」といったように、それまでの思い込みが払拭され、よりリアルな姿に触れることができたという声が数多く聞かれました。

そうした気付きをきっかけとして、「この業界は私には合わないな」と判断したり、「この業界、意外と面白そう。もう少し深く調べてみよう」とさらなるアクションにつなげることもできるわけです。

また、参加後の学生からよく聞くのが、「大学の勉強をちゃんとやらないといけないと思った」という感想です。実際の体験を通じて「自分が勉強していることはここに活きるんだな」という実感がつかめるようです。

ただ、漫然としたスタンスでこうしたプログラムに参加しても、多くの収穫は得られません。参加するときは「今日は何を持って帰ろうか」という目的意識を明確にしておくべきです。そして、プログラムには主体的に取り組むことです。

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