「就活に行き詰まった」4年生にお勧めの場所 東京しごとセンターや中小企業家同友会

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東京しごとセンターでは相談者1人1人に担当カウンセラーがつく(写真:東京しごと財団)

多くの企業が10月3日に内定式を行い、2017年新卒の採用は終了したかに見える。しかし、今でも就活継続中の学生は少なくない。マイナビの調査では8月末時点での内定率は77.5%と高く、過半数の学生が複数企業から内定を得ている。こうした状況において、内定を持っていない学生は暗い気持ちで就活を続けるしかない。

各大学のキャリアセンターでは、進路の決まっていない学生の支援体制を整えているが、この時期になると内定のない学生はキャリアセンターに顔を出しにくくなる。それはキャリアセンターに来る3年生が増えてくるからだ。4年生としては内定のない状態で後輩に会いたくないし、下級生と一緒になっている惨めな状況には耐えられない。

東京しごとセンターの利点

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そこで、大学のキャリアセンターに行きにくいという学生にお勧めなのが東京しごとセンターだ。 同センターは、東京都が都民の雇用・就業を支援するために設置した施設で、管理・運営を公益財団法人東京しごと財団が行っている。

JR飯田橋駅から徒歩7分、JR水道橋駅から5分という至便な場所にある。あらゆる年齢の人が利用できるのだが、ヤングコーナーでは34歳以下の人を対象にサービスを行っている。既卒の就活生でも気楽に利用できる。東京都内に住んでいなくても、都内の学校に通っている人や地方在住で都内に就職を希望する人も利用できる。都民でなくても利用は無料だ。

利用するには、まず訪問してカウンセリングを受けなければならない。予約は不要だ。同センターの3Fヤングコーナーに行くだけでいい。45分間のカウンセリングで自分の状況や希望を話すとともに、今後の行動方針についてカウンセラーからアドバイスをもらう。カウンセリングを受ければ登録したことになるので、それ以降は自由に施設を利用したり、イベントに参加したりすることができる。

就活中には何回もカウンセリングを受けることになるが、初回のカウンセラーが担当となり、二人三脚で就活を進める。自分の事情をよくわかった人にカウンセリングしてもらえるので、安心して話せるし効率がいい。もちろん、カウンセラーとの相性が悪いことももあるので、そうした場合は1回だけ担当カウンセラーを変更できる。

同センターでは合同企業説明会を年間20回開催しているほか、中小企業の見学会を50回行っている。説明会会場での説明だけでなく、実際に企業を見て、経営者や社員と話すことで企業理解を深めることができる。

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