普段は社内で目立たない地味な人も、「ハックデー」になると別人のように燃えたりするという。「アイフォーンを、脳波で浮かせようとする社員がいたり。自分にもわからない世界が見られる」と村上は笑う。
怒涛のモバイル人生
村上は根っからのモバイル野郎だ。秋葉原、アマチュア無線にハマった幼少期を経て、高校3年時には秋葉原の有名パソコン(PC)店でのアルバイトに没頭。青山学院大学在学中は授業にはほとんど出ず、コンピュータールームに入り浸る。学内のファイアウォールを破って使うなど、すでにハッカー級の力をつけていた。
その頃出会ったのが、現ヤフー副社長の川邊健太郎(38歳)。当時、電脳隊というベンチャー企業を設立、ホームページの受託開発をしようとしていた川邊らは、技術者を探していた。そこで友人を介して打診を受けたのが、村上だった。
「当時は家庭の事情で学費以外の仕送りがなく、秋葉原のPC店と電脳隊、個人受託のプログラマーの仕事で生活していましたね。住まいは、電脳隊の事務所でした(笑)」
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