ローソン、SNS躍進の仕掛人

"お荷物社員"を変えた出会いと学び

私がこの世に生まれてこなかったら、この世に存在しなかったものを作る――。

愛読書『考具』(加藤昌治著)からヒントを得て作ったという座右の銘を語るのは、ローソン広告販促企画部(兼CRM推進部)の白井明子・アシスタントマネジャー。SNSのキャラクター「ローソンクルー♪あきこちゃん」の生みの親だ。

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人気キャラクター「ローソンクルー♪あきこちゃん」白井さんが発案した。

「あきこちゃん」といえば、SNSで知らない人はいないほどの人気キャラだ。コンビニエンスストア国内2位のローソンの学生アルバイト店員という設定で、ツイッター(Twitter)からフェイスブック(Facebook)、ライン(LINE)まで24メディアに登場。店舗やネット通販で扱う新商品情報の提供や、キャンペーンの告知を行っている。

あきこちゃんに「友達」登録した会員数は全メディア合計で490万人、うち多くがライン経由で390万人だ。更新ペースは、ツイッターで1日5~8回、フェイスブックで同2回程度。人気キャラゆえ、どんな情報をアップしてもらうか、各事業部門で席の奪い合い状態という。

ローソンはソーシャルメディア活用企業ランキング(アジャイルメディアネットワーク調査)で総合1位。コカ・コーラなど並み居るブランド企業を押さえ、堂々のトップである。2010年からソーシャルメディアを強化し始めたローソンは、ファミリーマート等に出遅れていたツイッターの開始を白井氏にミッションとして与えた。白井氏は「ロゴではなく、キャラクターを立てたコミュニケーションをしたい」と提案した。

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