22ものSNSを使いこなしO2Oを展開するローソン、成功の秘訣(前編)《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命》

現在、Facebook、Twitter、Mixi、GREEなど、22種類ものソーシャルメディアなどを活用したO2O(オンライン・ツー・オフライン)施策で、顧客を店舗に送客、売り上げを拡大させることに成功している企業がある。コンビニ業界大手のローソンだ。

直近では話題の無料通話・メールアプリ「LINE」でも公式アカウントを開始、ローソンが展開する媒体の総会員数は、約225万人(2012年7月10日現在)に達する。

圧倒的な展開力だ。

12年4月、Facebookクーポン(Facebook Offers)を利用し、人気商品「からあげクン」半額券を先着30万人に配布。なんと開始から17時間で配布を終了した。

ユーザーが、クーポンを入手すると、Facebook上の友達にも拡散されるため、倍々ゲーム式に一気に広がった。30万枚のうち20%以上が店頭で引き換えられた。要するに、6万個以上の「からあげクン」が売れたのだ。

ローソンのO2O施策では、7割以上の顧客が、クーポンを引き換えるだけではなく、一緒に飲み物など他の商品も購入するという。店舗の売り上げアップに効果を上げている。

大企業でありながら、他社に先駆けた機動力でソーシャルメディアを活用したO2Oを展開。しかも非常に多くの顧客の心をつかむことに成功しているローソン。その成功の秘訣は何か。

ローソンのソーシャルメディア活用は、社長である新浪剛史氏のトップダウンの下、始まった。10年2月、新浪氏は、当時の広告・宣伝部にソーシャルメディアの活用を指示。それを受けて動いたのが、ローソン広告販促企画部(兼)CRM推進部の白井明子氏だ。2カ月後の4月には、Twitterのローソン公式アカウントが開始された。



白井明子氏

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