22ものSNSを使いこなしO2Oを展開するローソン、成功の秘訣(前編)《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命》
ほか2人が、運用作業を行う担当者となる。毎週火曜日に、12部署から出た原稿を基に、各媒体にコンテンツ(あきこちゃんのつぶやき)を流す。タイマー設定などツールをフル活用して負荷を軽減している。つぶやく内容は各媒体で共通。Twitterで1日約5件つぶやく内容が基本となる。Twitterで流す内容を他の媒体にも投稿する。その際、各媒体の特性と投稿頻度に応じて内容を抽出して流す。
一方、店舗側は混乱しないのだろうか。
現在ローソンでは、約20ものO2Oプロジェクトが同時並行で走っている。広告、プロモーションを含めて、各種ネット上で商品の無料券などを配布している。店舗側のオペレーションには、問題がないのか。
ここで活躍するのが、ローソン店内に設置されている店頭端末「Loppi」だ。Loppiは、顧客の入力したシリアルコードまたはQRコードを判別して各O2O施策に応じた券を出力する。店員は、その券をスキャンするだけ。
IT部門の協力体制の下、Loppiの仕組みはここ1年で非常に細かい機能が日々追加されている、という。Loppiは、ローソンのO2O施策の成功の非常に重要な基盤となっている。
次回は、さらにローソンのO2O施策に斬り込む。
(ITアナリスト・松浦由美子 撮影:今井康一 =東洋経済オンライン)
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