早期離職を決める前に読むべき「4つの心得」

「内定ブルー」の学生には、ぜひ伝えたい!

誰もが自分の仕事に忙しく、新人の様子に気づいて声をかけてあげる余裕がない。新入社員も空気を読んでしまって、相手が忙しそうなら、分からないことを聞くことも遠慮してしまいがちです。

こういった環境を、すぐさま変えることは、現実的には難しい。そこで、そんな職場環境に新入社員として加わるみなさんにアドバイスできることを、4つの「心得」にまとめてご紹介したいと思います。

会社への貢献度で自分を追い詰めない

心得1 即戦力にならないのは当たり前

限られた人員の中で、新人にもすぐに仕事が任されることも多くなっています。しかし、どんなに優秀な人でも、一足飛びに戦力化するわけではありません。

成長にはステップがあり、職場のメンバーと円滑なコミュニケーションが取れるようになる「導入期」、任された仕事を通じて、仕事の意味を感じられるようになる「基礎構築期」を経て、創意工夫を凝らし自ら目標を達成できるようになる(「一人前=戦力化」)のです。

入社1・2年で早期離職する方の中には、社会に出たら貢献しなければ、仕事を通じて成長しなければという思いが強すぎて、自分を追い詰めてしまっている方が少なくありません。

即戦力として応えられない自分はこの会社に向いていないのだと見切ってしまう人や、貢献できない自分がいやになったりして、次に行こうと考えてしまう人がいます。しかし、そうした事由で辞めた場合、転職活動に自信を持って臨むことが難しいのでしょう。次の仕事がなかなか見つからないというケースも散見されています。

心得2 見てくれている人の存在に気づく

そんな事態にならないためにも、大切なのは、誰かに相談したり、悩みを聞いてもらうことです。言われてみれば当たり前のことではありますが、弊社の調査でも、辞めたいと考えている人の約7割は、悩みや不安を貯め込んで相談できる関係性がつくれていない人たちでした。

以前は、「同じ部署に毎日一緒にいるのだから、困ったことがあれば新人から相談してくるだろうと思っていた」という企業も、最近、早期離職防止に向けて新人の声を聞こうと真剣に向き合い始めています。企業側も、本気で取り組み始めてきているのです。

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