波風たてない「英語での苦情」、言い方のコツ 覚えておきたい微妙なニュアンス

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でも、せっかくなので新しい構文を覚えていただきました。こんなときにはI wish you would/wouldn’t ~という構文が便利です。非難口調で「いいかげん〔~して・~しないで〕ほしい」というニュアンスを出すことができます。ただ、かなりきつめに聞こえますので、怒っているということを伝えたいときに限って使う方がよいでしょう。結構強く聞こえるので大丈夫か聞いたのですが、このくらいでちょうどいいとのことでした。

I wish you would stop making the same mistake. (同じ間違いはもうしないでほしいんですが)
I wish you wouldn’t make the same mistake. (同じ間違いを繰り返さないでほしいんですが)

好ましく思っていない気持ちが含まれたニュアンスで、特に繰り返される行動を非難するときに使えます。何度か注意したり、頼んだりしたのに、まったく改善されないときであれば、このくらい強い感じで言っても構わないと思います。

他にも例文を挙げておきましょう。

I wish you would reply to emails more quickly. (メールにはもっと早く返信してほしいですね)
I wish you would come in on time. (時間通りに出社してくれませんか)
I wish you wouldn’t use so much copy paper. (コピー用紙を無駄遣いするのは止めてくれませんか)
I wish you wouldn’t leave your computer on. (コンピュータの電源をつけっぱなしにしないでください)

ふつうの苦情は依頼文でOK

そこまでいらだった感じではなく、通常レベルで苦情を言うときであれば、ふつうの依頼の文を使うとよいでしょう。Can you ~?Will you ~?はややくだけた感じですので、距離の近い同僚や友人に使うといいでしょう。それほど親密でない人に言うのであれば、Could you ~?Would you ~?を使う方が丁寧です。

近い人にわざと丁寧な表現を使うと、日本語同様、逆に嫌味っぽく聞こえることがありますよね。ですから、いらだちを伝えるときには、わざと丁寧にするという手もありますね。

Can/Could you reply to emails more quickly? (メールにはもう少し早めに返信していただけますか)
Will/Would you come in on time? (時間通りに出社してくださいますか)

「~しないでください」という苦情については、否定ではない文に変える方が柔らかく聞こえます。

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