賃金が上がるのが大前提
俗に言う、アベノミクスはこのMとPをとにかく増やせば景気が回復すると言っているわけですが、国民目線で考えてみると、いくらそんなことをやっても、将来的に増税、公共料金の上昇、などなどお金がかかることが目白押しの世の中では、とても消費する気にならず、VもTも増えようがないということではないでしょうか??
つまり、われわれのサラリーである労働賃金の上昇は物価が上がるからついてくる、というゴールにはならず、あくまでもこれがスタートなのですよ。
労働賃金が上がり始めて、初めてみんなが安心してお金を使う。その結果として物価が上昇するならば、労働賃金の上昇に合わせた消費拡大が期待できる、というのが経済学の常識なのですが、リフレ派と言われる人々は、物価さえ上げれば、お前ら国民はあせって金使うだろうよ、と言い切るわけですね。要するにお前ら日本国民がアホだ、と言っているような理論ですよ、これは・・・
実際に消費拡大するためには、もう消費税もすべて一度引っ込めてしまい、70歳以上の医療費は無料とかにしてしまったほうが手っ取り早いだろうな、と思います。日本の貯蓄の90%が70歳以上の人の貯蓄だ、という恐ろしいデータがあるのですよ。彼らは何のためにそんな貯蓄をしているのですか? と聞くと70にもなって老後の不安、と言うわけです。この矛盾、安倍さんには伝わっているのでしょうか?
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