「アベノミクス」よりも筋のよい「アソウノミクス」
それに比較しますと、アベノミクスならぬ、アソウノミクスの方がだいぶ筋がいいような気がします。
え、なんだそれって?
麻生財務大臣が2月の参議院予算委員会でぶちあげたのですよ。
企業交際費を使わせろと。損金算入の金額を拡大して、交際費をどんどん使わせろ、と言う話なんですね。
さすが、夜の帝王というだけあって、ポイントをつかんでおられます。飲み食い代はいわばあぶく銭であります。会社の利益は株主に還元すべきである、などという、抵抗のできない正論がアメリカから入ってきて、そうだ、とばかりに日本企業は交際費を削りまくってきました。
一方で経営陣の所得だけは、やはりアメリカ流と称して業績連動にしてしまって、首切り、リストラすれば利益は上がるに決まっているので、ひたすらリストラをして自分の業績給だけ上げて、あとは野となれ山となれ・・・・という連中がどれだけいたと思いますか? MBAの生半可な知識を持ち込まれたおかげで、実に悲惨な結末になったのですよ。
その一方で、アメリカ企業はそんな制限がないので、それこそ社長夫婦をファーストクラスでハワイに招待してゴルフ三昧、買い物三昧で大接待をして籠絡してビジネスを取る・・・・なんてことが起きてしまう。一方で日本の大企業はせいぜい居酒屋でご接待・・・
これでは取れるビジネスもとれませんぞ!!
そういう意味では財務省は相当抵抗するのでしょうが、アソウノミクスは期待大、であります。お好み焼き「アベノ・ミックス」(何でもかんでも一緒にてんこ盛りにする)よりは相当筋がよろしいのではないでしょうか??
やはりここは夜の帝王の出番なのかもしれませんね~・・・
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