アベノミクスよりも、アソウノミクスに乗れ

ぐっちーさんが読む「ちょっと先」のマーケット

私の現場感覚では、もし今の状態のまま、物価上昇が起これば、皆様は将来の生活防衛のために(だって、消費税もあがるし、健康保険料、年金、そして電力料金まで全部値上げですぜ・・・)さらに家計防衛に走り、もっと消費を抑えて将来に備えようとする・・・のではないでしょうか??

生活防衛のために消費を減らしたら元も子もない

これは著作にも書いたのですが、経済学ではこれは常識で、貨幣供給方程式といって

MV=PT=GDP

という図式であらわされます。

M 通貨供給量(日銀から市中銀行へのマネー供給の総量)

V 流通速度(皆様が実際にどれだけ銀行から預金を引き出すか)

P 物価

T 取引量。マーケットの購入量の総額

日銀がどんどんマネーを供給しても、つまりMを拡大しても。V、つまり皆様が銀行から預金を引き出したり、借金をしたりしないと相殺されてしまう。

同様に、いくら物価であるPを上げても取引量である、Tが下がってしまう、つまり生活防衛のためにますます消費を削減してしまえば相殺されてしまう、という当たり前のことをこの方程式は示しています。

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