携帯電話キャリア3社の2012年度 第3四半期決算が出そろいました。前年同四半期と比較しますと、3社とも増収となりましたが、決算内容を詳しく見ていくと、それぞれ異なった状況であることがわかります。
特にソフトバンクは、今のところ業績は好調といえますが、米携帯電話会社スプリント・ネクステル(※以下、スプリント)の買収が経営にどう影響していくかによって、先行きが大きく左右されるでしょう。今回は、ソフトバンクを中心にキャリア3社の財務内容を分析していきます。
収益性次第では、スプリントが“お荷物”になる恐れも
まず、ソフトバンクの決算内容を分析していきます。会社の収益性を見ることができる「損益計算書」に注目してください(次ページ)。現状を把握するには、まず「売上高」を見るのがいちばんわかりやすいでしょう。
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