1日4時間営業の、小さなバーが流行る秘密 成功の秘訣はクラブとバーのすき間産業

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――埼玉県ご出身なんですね。僕は所沢市生まれなので、同郷です。

私は草加市で生まれ育ちました。実家はクリーニング業を営んでいます。高卒で株式会社JUNに入社し、アパレルショップの販売員として東京で5年ほど働きました。

何で私がこんな田舎に…と思っていました

不振店の立て直しのために名古屋に異動することが決まったときは嫌でしたよ。「こんな田舎になぜ私が……。早く東京に帰りたい」と何度も会社に訴えていましたが、2年間も名古屋で過ごすことになってしまいました。

――すごく後ろ向きな名古屋生活のスタートですね(笑)。一度は帰った東京から名古屋に戻ったのはなぜですか。

名古屋で知り合った美容師の彼と結婚したからです。どうして付き合ったのかって? イケメンだったから。その反動で、今ではイケメンは嫌いです(笑)。1年ぐらいは東京で働いて遠距離恋愛をしていたのですが、「女の幸せはやっぱり結婚でしょう」と思って会社を辞めて、名古屋に戻って結婚しました。改めて話すと、バカバカしくて笑っちゃいますね……。

娘が生まれてからしばらくは専業主婦をしていました。でも、どうも性に合わない。(家事だけをしていると)ダンナさんに優しくできない自分がいる。「家のことはきちんとやるので外で仕事をさせてもらえないか」と主人に頼み、飲食店でアルバイトを始めました。27歳のときです。

ワインとチーズの資格も持っているけれど決して誇らない。「資格を持っていても商売がうまくいくとは限らない、と父から言われました」
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