「若いうちは、高いバーに行け」
石田くんは今年31歳。IT系、動画配信の会社の敏腕営業マンです。
新卒で入ったのが今の会社ですが、途中で一度、異業種への転職を経験。そこでの壮絶な体験ののち、復職。さらにパワーアップして、営業成績を伸ばしながら、後輩の指導にあたっています。Hollyとは彼が23歳のときからのお付き合い。
「酒の飲み方で、後輩に言っているのは2つ。社内の人間と固まって飲むな、そして、若いうちほど高いバーに行け、と」
どうして?
「会社の連中と飲むと、当然、仕事の話になる。どの案件がどうとか、そんな話ばっかり。せっかく仕事が終わって社外に出たのに、それじゃもったいない」
「背伸びをして、ひとりで、いろいろな人が集まるバーに行ってみる。自分と全然ジャンルの違う人と接することでこそ、新しいアイデアが生まれる。そう言ってます」
高いバーに行け、はどうして?
「高いバーで飲もうと思ったら、まず稼がなきゃいけない(笑)。モチベーションになるし、高いバーはサービスも集まる人も一流。いろんな気づきがあって、その後の人生が変わっていく。自分への投資は、資格をとったり、そんなことだけじゃないんです」
「バーは、劇場である」
「行きつけのバーは何軒かありますが、それぞれ客層が違っていて、夜ごとに、その日集まった人たちで、何かしらの物語が展開されていく。それもバー通いの楽しみですね」
確かに、それぞれのお客さまが、それぞれの人生を生き、それぞれの一日を過ごして、最後に集まってくる場所ですもんね。
「自分は、わりと演じるのとかが好きなんで、会社の中のイメージとはまったく違う自分を出して、その解放感を楽しんだりしますね。ただ酔って発散するんじゃなくて、違う自分を出すことで、自分自身の別の一面を楽しむ」
そっか、会社の中での、固定化された「営業・石田」のイメージから、自分を解放してあげるってこと。その舞台でもあるのね、石田くんにとって、バーって。
そういえば、わたしも新宿の小さなバーに入りびたっていた20代のころ、年上の常連さんたちとの会話の中で、自分自身のイメージをどうつくるか、なんていうことを、楽しんでいた時期がありましたっけ。
バーに集うお客さまたちの話は、これで終わりです。読んでくださったみなさまが、楽しくも充実したバー・ライフをスタートさせるきっかけになれば、とてもうれしいです。
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