3000人が集まった”鬼ごっこ”大会
「よし、取った!」「やられた……」
箱の上に置かれた“宝”を奪い、満面の笑みを浮かべる女性と、その様子を悔しそうに見つめる相手チームの男性。相手チームの“宝”を奪うと得点が入る(“宝”は両手か片手でつかめる大きさの円柱状のもの。ペットボトルなどでも構わない)。男性は女性の後ろを慌てて追いかけたが、いま一歩、間に合わなかった。
昨年11月、「第1回スポーツ鬼ごっこ全国大会」が東京都品川区で開催され、関東近県から38チーム、およそ430人が参加。観戦者を含めて3000人が集まった。
「大の大人が鬼ごっこ?」と最初は思うかもしれない。だが意外かもしれないが、仲間が懸命に走り回っている姿を見ていると、いつしか手に汗を握り、大声で声援を送るようになる人も多いのだ。
この大会には、地元からは城南信用金庫大井支店も参加していた。実は同支店では、昨年の夏から3回も「スポーツ鬼ごっこ」を行っている。
「『なぜ鬼ごっこ?』と、当初は私たちもピンときませんでした。ただ参加してみて、その楽しさやメリットを体感し、しだいにハマっていったというのが正直なところです」(同支店営業課課長・小川剛氏)
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