オーダーするときにも、予算だけ伝えればよい、というものではありません。花束の目的、送別なのかお祝いなのか、男性か女性か、年齢はどれくらいの方かなどを伝えてアレンジしてもらいましょう。実は、お花こそ、選んだ人のセンスが出るのです。せっかく手渡すのですから受け取った人が喜んでくれるようなお花を渡したいものです。
食事会が終わって、手土産を渡すタイミングは、帰り際にさりげなくがよいでしょう。よく「最初に渡す」とマナー本に書いてありますが、これは自宅や会社を訪問したときに限ります。ただ、何かお詫びで会社に伺ったときは、謝るよりも前に手土産を差し出す、ということは避けたほうがよいでしょう。
帰り際にスマートに渡せるように、一つひとつ紙袋に入れてセットをしておきましょう。レストランに着いたとき、手土産とお渡し用の小さい紙袋を人数分大きな袋に入れて預かってもらいます。デザートのタイミングにお支払いをしつつ、小さい紙袋に入れておきます。
手土産は上司から渡したほうがいい
お店によっては預けたときに、「小分けしておきましょうか?」と聞いてくれるので、その場合はお願いするとよいですね。席を立ってから、バタバタと紙袋に入れていると、相手に気を使わせてしまいます。お相手も手土産を用意されている場合もあるので、そこはモタモタしないようにスムーズな動きをしたいものです。
そして、手土産を渡すのは、「上司から」渡してもらうのがよいでしょう。自分が手配したからと、ついつい自分から相手の方に差し上げてしまいがちですが、そこは気をつけるポイントです。お相手も接待をされて、上の立場の人から「今日はありがとうございました」とお礼を言われて手土産を渡されると気持ち良いものなのです。
上司の方から「これは自分が渡すからこちらに預けて」とはなかなか言い出しにくいかもしれません。小分けした紙袋にセットするところまで手配して、そのあとは上司に任せて手渡してもらいましょう。食事会も最後まで気持ち良く行うと接待されたほうも、楽しく終わることが出来るのです。手土産がそんな素敵な時間をしめくくる演出となるよう、気を抜かずに準備することが大切ですね。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら