今は食事の後タクシーを呼んで、自宅まで送ってあげられるような時代ではなくなりました。電車で帰ることを考えると荷物にならないものを選ぶのがベストです。ワインなども差し上げたくなりますが、重いので相手に負担になるかもしれません。その方の住んでいらっしゃる場所を想定して手渡すのがよいですね。お相手が複数の会の場合、それぞれに違うものを渡すわけにはいきません。メンバーの中に一人暮らしの人がいるか、独身の男性がいるかなどを考えての手土産選びをするのがよいでしょう。
特に困るのは夏場です。チョコレートなどは持ち歩いている間に溶けてしまいます。真夏は避けたほうがよいですが、かといって、ゼリーや水羊羹の詰め合わせなどを選ぶと、お中元のようになってしまいます。この時期はハーブティーのティーバッグタイプや、日持ちがするバウムクーヘンなどがよいでしょう。食べ物以外であれば、扇子やハンカチ、といった手土産も喜ばれます。その場合一人ずつ柄や色が違うものを差し上げるといいですね。
花束は花屋とレストランの双方に確認が必要
食事会の趣旨が「送別会」や「お祝い」などの場合、花束を差し上げるときがあります。その場合はサプライズが多いので、レストランに早めに着いたら、お店の人にお花を預かっていただきましょう。出先からそのままレストランに入る場合は、花束を持ち歩けないので、お花屋さんからレストランに届けていただくのが便利です。その場合はスタート時間の1時間くらい前には着くように配達してもらってください。
お花屋さんに手配したらそれで終了にせず、必ずレストランに「花が届くので預かっておいてくださいね」と一報しておきましょう。そうしないと、お渡しするお客様に向かって、お店の人が「花が届いていますけどどうしましょう」と尋ねてしまい、サプライズではなくなってしまいます。レストランに早めに着いて花が届いているかを確認して、デザートタイムに持ってきてください、という打ち合わせを忘れないようにしてください。
そして、お花屋さんもぜひ、信頼のおけるお店を選びたいものです。初めてお願いするお花屋さんに電話でオーダーしても、どんなお花が届くかわかりません。たとえば5000円の予算でお願いしても、実際はすごく小さなお花でがっかりすることもあるのです。できたらレストランのようにお花屋さんも何軒か自分のリストに持っておいて、だいたいの予算感を掴んでおくのがよいでしょう。
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