日本人が知らない「男の更年期」の恐怖 「うつかな?」と思ったらコレを疑え!

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――テストステロンは、人間関係においても有利に働くのでしょうか?

実は、「男らしさ」「男の魅力」といったことはテストステロンに負うところが大きいのです。テストステロンが強く働いている人は、正義感が強く、いわゆる「男らしい男」「男の中の男」となります。男性は男性同士でそうしたことをかぎ分けるとされ、テストステロンの高い男性は、同性から支持される傾向があります。つまりテストステロンが高い人ほど、男性から人望があるといえるのです。これはビジネスにおいて、大きなアドバンテージになるのではないでしょうか。

また、女性は、やはり男らしさに惹かれるものでしょうから、テストステロンの高い男は女性から人気があり、モテるといえるかもしれません。

自分でできる「男性更年期障害」チェック

――テストステロンの高い低いは、どのようにすればわかるのでしょうか。

外見から簡単にチェックできる方法があります。左右どちらでもいいですので、人差し指と薬指を見てください。簡単にいえば、薬指が長いほど、テストステロン値が高いのです。ですから、男性は、人差し指より薬指のほうが長い人が多いのです。

これにはちゃんと根拠があります。指の骨にはテストステロンのレセプター(受容体)が存在するのですが、薬指には特にレセプターが多く存在するため、テストステロンが高い人ほど、薬指が発達するのです。

ですから、女性は一般に、人差し指のほうが薬指より長いか、あるいは同じくらいです。でも、女性でも、バリバリ仕事をしていて上昇志向の強い人、経営者などは薬指が長い傾向があります。おもしろいでしょう。

――テストステロンが不足しているかどうかは、どうすればわかるのでしょうか?

本でも紹介しましたが、医療機関などで使われている、17項目の質問表(AMS調査票)があります。「AMS調査票」とネットで検索すれば、質問表は簡単に見つかります。ひとつの目安になるので、まずご自分でチェックしてみてはいかがでしょうか?

これで、合計が26点以下は正常、27~36点は軽度の男性更年期症状、37~49点は中程度の症状、50点以上は重症の可能性が高いとされます。50点以上の場合は、医療機関で受診するべきでしょう。

ただし、この質問表だけでは判断できない部分もあるので、あくまで参考にとどめてください。これにあてはまらなくても、これまで述べてきたような症状が気になる人は、男性更年期を疑ってみたほうがいいかもしれません。

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